2006年12月17日 (日)

出口のない海

会社の上司から「これもう読んじゃったからあげるよ」と言われてもらったのが、この“出口のない海”という本。

内容を軽く説明します。

時は第二次世界大戦終戦直前。日本はいよいよ切羽詰ってきました。 神風特攻隊 というものはご存知だと思います。それの魚雷版と考えてもらえばイメージしやすいかな。

魚雷なんか船から撃ちっぱなすもんでしょ?と思う方もいるかもしれませんが、なんとこれを人間が操縦してそのまま敵の戦艦にぶつけます。その名を“回天”

ある時まで大学生活を普通に(戦時中ではあるが・・・)送っていた青年たちが戦況の悪化とともに徴兵され、日常を失い、非常識が常識となっていく、そして“回天”・・・・

あまり書くとネタバレになるのでこの辺で説明は終わり。

物語自体はフィクションであるが、歴史的事実に基づいたフィクションです。

生きるとは?普通とは?極限状態の心理状態は?そんなことを教えてくれるとともに、考えさせられる作品です。

死ねば褒められ、生き返ってくれば白い目で見られる。時代背景を考えればわからなくもないが、わかりたくはない。

よく反戦を掲げた作品に、ただ反戦を掲げ他だけの作品 とか 安易に反戦だけを掲げるな というような感想や論評がなされることがあります。

反戦 これだけで十分だとは思いませんか?作者の力量により、作品の質としてはイタタな作品もあるかもしれませんが、テーマそのものを云々言われる類のことではないと思います。

まぁこの作品については作者の力量もばっちり。一気に読破したくなります。興味を持ってもらって、お時間のある人は一度読んでみては??

ちなみに今年映画化されたようです。次々と芸能界のギャルを手玉に取ってゆく海老蔵(エビちゃん)が主役です。

そろそろDVDになってるはず もうなってるんかな? わかんないけど見つけたら借りて見てみようと思います。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062754622

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